ミネラルとビタミンと心の健康
2010年 08月 12日
最近、ちょっとしたことで顔が熱ったり、急に気分が落ち込んだり、
更年期障害や鬱の状態で悩まれている方、いらっしゃいませんか?
今回は誰もが陥る可能性のある、
自閉的傾向や鬱病のことについてお話させていただきます。
昨今、ミネラルやビタミン不足が
自閉的傾向や鬱病の原因の一つであることが実証されてきました。
自己制御のコントロール(例えば、幸せだな感情、楽しい感情、等)全般に
ドーパミンという前駆体物質が深く関わっている事はご存知でしょうか。
自閉的傾向や鬱病患者は、マグネシウム・ビタミンB6値が低い事が分かっています。
マグネシウム・ビタミンB6は、脳内でドーパミンが枯渇するのを防ぐ働きをしています。
つまり、自閉的傾向や鬱病患者の脳内で、
ドーパミンという伝達物質の枯渇が起こっているわけなのです。
マグネシウムはミネラルで、ビタミンB6はビタミン群に含まれている栄養素ですから、
食品で補えなければ、サプリメントや点滴で補うという手段も無きにしもあらずです。
しかし、人間が生きていく過程で、重要な源「アミノ酸」から
ドーパミンを生成するためには、外側からの補給に頼らずに、
普段の食事からミネラルやビタミンを取ることがベストなんです。
普段から、ミネラルをたくさん含んだワカメや昆布、ひじき等、
ビタミンB6をたくさん含んだ魚類や肉類、落花生や赤ピーマン等の食品を
積極的に摂り入れることは、さほど難しいことでもないと思います。
最近の若い子の食生活を考察すると、毎日インスタント食品であったり、
ジャンクフードやお菓子を夕食としている事も多いようです。
これは絶対にいけません。
最近、植物系の男性が増えていると聞きますが、
これにも食事の嗜好が深く関わっているのでは・・・と考えてしまいます。
もし、小さなお子さんをお持ちのお母さんが、このブログを読んでいただいているなら、
出来る限り、食事には注意してあげて下さい。
高価なものが必要ではないんです。
昔から食べていた、自然なもので良いのです。
(自然な食品を手に入れることも難しくなりましたが。。。)
お母さんの愛情を込めて、お子さんのお食事を作ってあげて下さい。
ドーパミンが、学習能力や記憶力にも大きく影響を及ぼす事も分かっています。
お母さんの手作りの食事が、お子さんの将来を左右することにも。。。
またまた、こ難しいことを書いてしまいました。
ミネラルやビタミンは、私が死ぬまで研究し続ける
「筋肉の働きを調節する」、「アンチエイジング」にも密接に関わってきます。
身体の中は、私たちが想像する以上に複雑で、不思議なところが多く、
未知なものが有り過ぎます。
たった一つか二つの化学物質が不足するだけで、
人生の明暗を分ける、重篤な病気にもかかってしまうことがあるのです。
まずは、健康だったときの『活力』を取り戻すために、
ミネラルとビタミンを積極的に摂取することをお勧めします。
人間の限界は、あきらめた時に有る。
がんばりさせすればいくらでも、また取り戻せるのです。
感謝 中辻 正