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深部リンパマッサージ




全国的に天候が荒れていますね。

大雨で大変な地域の方もいらっしゃる事と思います。

洪水や土砂崩れなど、気をつけて下さいね。




さて、前回リンパ流しテクニックの方法を簡単に記載しましたが、

流す方向とかマッサージの深さなどを、

詳細に書いた本があります。


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すみません。

私の本です(^v^)

青春出版社より今月24日に出版されました。




『深部リンパマッサージ』というタイトルにしましたが、

その理論的なお話と、マッサージの方向などを

詳しく書かせていただいています。



ただ、マッサージの強さに関しては、

正直どのように書いても伝わりません。



やはりこの部分は施術を見ていただくか、

受けていただかないとわかりにくいかと思うのですが、

一つ言えることは、

筋肉のチップを倒すようにマッサージしますから、

顔層筋マッサージよりは弱く、

通常のリンパマッサージよりは深めの強さとなります。

この感じをを意識していただければ宜しいかと思います。




書店で見つけられたら、是非ご覧になってみてください。

参考にしていただけたら幸いです。




感謝    中辻 正

リンパ流しテクニック2





皆さん、お暑いですね。

この挨拶にも少し飽きてしまいましたね

早く秋が来てくれないかな。。




さて、リンパ流しテクニックについてお話します。




組織間のリンパ液を流す最も効率の良い方法は、

筋肉周囲の組織液を流すのが一番だと

私は考えています。




なぜなら、筋肉周辺のリンパ液を流せば、同時に筋肉の循環も改善され、

循環のポンプ作用である筋肉も同時に改善されるからです。




本来の手法は、顔層筋のマッサージを行ってから

リンパマッサージを行えばよいのですが、時間がない時などは、

深部リンパマッサージのみを行っても大丈夫です。

もちろん時間がある時は、顔層筋マッサージで、

筋肉を緩めてからおこなって下さいね。





筋肉を利用して深部リンパを流す手法ですが、

実は筋線維の走行に鍵があります。




筋肉はある地点を起始として、離れたところに作用点を持っています。

お顔のほうれい線を作る大・小頬骨筋でご説明します。



この筋肉は頬骨の一番高いところに起始して、

口角の上縁についています。

つまり頬骨が起始で、作用点は口角です。




この筋肉が働くと、口角が頬骨の方に引き上げられることとなります。

つまり起始のところが起点となって、

口角を持ち上げてほうれい線を作るわけですね。



図を見て下さい。

d0339893_12051001.png


丸いところが頬骨で、左下のところに唇を描きました。

頬骨から流れているのが大・小頬骨筋です。



この筋肉の絵は、正面から見ているのではなく、

縦割りにした横断面を右の外側から見ていると思って下さい。




つまり、横断面の右側が骨面で左側が皮膚のつもりで見て下さい。

実は筋肉はこのように短いチップのようなものが、

幾重にも重なって走行しています。




表面では筋膜でおおわれているため、頬骨から口角に向かって

紡錘状に流れている筋肉に見えるわけです。



実はこのチップ状の短い筋肉が同時に収縮して、

皮膚を頬骨の方に引き上げているのです。



そして筋肉の中や外に書かれている点々が、リンパ液だと思って下さい。

皆さんは、皮膚の表面に描かれている点ではなく、

筋肉の中に描かれている点(リンパ液)をどのような方向にさすると

皮膚の表面に出てくると思われますか?




実は、この絵に書かれているのですが、

右上から左下方向にさすると良いのです。

この絵は横断面なので分かりづらいと思いますが、

現実には、頬骨から口角に向かってさすることで、

筋肉内のリンパ液は、唇の方向に押し出されて行くのです。




分かりやすく言うと、この絵の中に描かれているチップを、

上の方から下に向かって倒すようにさすることで、

中のリンパ液は押し出されて皮膚の表面に出てくるわけです。




しかし。

一般的なリンパマッサージは、この部位を行う際には、

唇から頬骨に向かってマッサージし、

リンパ液を流すケースが多いようです。


おそらくリフトアップをイメージされているのだと思います。

ところが解剖学的には、このように、

頬骨から唇に向かって押しだす方が効果的なのです。




ちょっと、驚かれたのではないでしょうか

筋肉の走行から、リンパを押しだす方向を考察すると、

リンパマッサージの方向は、おのずと決まってくるのです。




ところが、世の中ではリンパマッサージの方法として、

たくさんの方向が唱えられています。

表皮のリンパを流すテクニックですから、

それはどのような方向でも良いわけです。

最終的に太いリンパ管、リンパ節に戻せばよいのですから。。。。。





私が提唱しているのは、一般に行われているところの

リンパマッサージではなく、深部に停滞しているリンパ液を、

一旦、表皮に押し出すマッサージ方法なのです。




何々、「表皮のリンパマッサージで良いではないか」ですって

いやいや、ダメなんです。

深部のリンパが滞っていると、後々後悔することになりますよ。

それは脅しでも何でもなくて。



で、リンパマッサージの押し流す方向と強さを、

皆様にお伝えしなくてはならないわけですが、

この紙面では少し難しいですね。




何か次回までに考えてみます。

少々お待ち下さいね




感謝    中辻 正

リンパは深部にも!






大変遅くなって申し訳ありません。

お約束のリンパ流しテクニックについて書きたいのですが、

その前に、やはりお伝えしておくべきことが・・・。

今回はそれについて、です。




まず、『リンパを流す』と皆さん仰っていますが、

そもそもリンパ液とは何でしょうか




これを知らないと、リンパ流しテクニックの意味が分かりません。

全ての手法には理由があるのですから。




正直、理由を述べることのできない、

不明瞭な手法には手をださいでくださいね。 




巷では、効果がありそうに見える手法が山ほどあります。

でもその違いに理由がないのも現実です。





簡単にリンパ液についてお話します。




私たちは鼻から酸素を取り入れ、口から栄養を取り入れ、

これを血流(動脈)に乗せて各細胞に送っています。




細胞では栄養を、酸素を使って分解してエネルギーを作り

活動しています。

これで生きていられるわけですね。




ところがエネルギーを作っていくと、

当然老廃物や最終産物といわれるものが出ています。

これを血流(静脈)が回収しているわけです。




で、考えてほしいのは、ここからです。




細胞はどこにあるのでしょう





当たり前ですが、私たちの体は細胞の集まりです。

細胞が集まって体が作られています。




ということは、細胞で作られた

老廃物や最終産物(これらを組織液と言います)は、

体中に存在しているわけですね。



言い換えれば、身体の奥の方にも組織液が存在しているということ。

そして、この組織液を回収しているのが静脈というわけですが、

全てを回収できているわけではないのです。

約2割に当たる組織液、これをリンパが回収しているのです。

そして最終的には静脈に戻しているのです。




ここまでのお話で、特にご理解いただきたいのは、

組織液(リンパ液)は体の深部にも存在するということです。



ですから、身体の深部に残っているリンパ液をも流す

テクニックが必要になるのです。




ところが私たちが通常、耳にするリンパテクニック、或いは

リンパドレナージュといわれるものは、

皮膚の表層に対するリンパの流れを意識されているのです。




多くのリンパ液は、表層に存在する毛細リンパ管に戻って行き、

流されると考えられていますから、

表層のリンパ流しに偏るのも仕方がないのかもしれません。




ですが、深層部でもリンパ液は存在すること、

そして筋肉などが硬化してポンプ作用が働かなくなると、

深部のリンパ液はそこで留まってしまうかもしれないということ。




さらにその影響で浮腫みが出現し、時間経過とともに、

周囲は硬くなっていくという事実を知ると、

表層のリンパ流しだけでは十分ではないということを

ご理解いただけるのではないでしょうか。




というわけで、深部リンパ流しテクニックを考案したのです。




具体的なテクニックをお話しようと思ったのですが、

またまた長くなりましたので次回にお話します。




リンパは体の深部にもあるのだ、ということを、

しっかり認識いただければ、

今回はOKです。





感謝   中辻 正

中辻正 ブログ


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