花の命は・・・
2011年 05月 21日
花は綺麗ですね
実は、この仕事をやりだす前には、
花に、さして綺麗という感情はありませんでした。
ところが、「綺麗にする」という目的意識が明確になってきた頃から
花を意識するようになりました。
もちろん花以外にも映画、絵画、うつわ、服装などの
美しさやバランスのとれた状態に対する美意識自体が
高まってきたように感じます。
(と言いつつ、私自身は綺麗ではありません。。。。。)
内心、女性化しているのではという不安も頭をよぎっています。
(50を過ぎて、そんな覚醒はありませんが。。。笑)
ところで、この時期になると、
切り花の命はだんだんと短くなります。
毎日、水を換え、2日に1回程度
茎の先をハサミで切り落としていても、
良くもって4,5日です。
ところが、多くの方がご存知かと思いますが、
キッチンハイターなどの除菌・漂白剤を
数滴入れると、もちが全然違います。
この花は4日目ですが、とっても綺麗に咲いて
心を和ませてくれています。
花は水を吸いあげるもの。
枝の切り口さえ綺麗にしておけば良いと思っていましたが、
もちの原因は除菌だったのですね。
つまり枝の所で菌が繁殖して、水を吸えない状況にしていく。
枝を切っても、切り口だけでなく、
枝の上の方まで菌が蔓延してしまうと
枯れてしまうようですね。
老化も一緒かもしれません。
では老化の場合には「菌」は何に例えられるのだろう?
それは当然、「筋の硬化」でしょう。(笑)
かなり以前に、
ハイターを入れると花は結構もつよ、と言われたのですが。
こんなことなら、もっと早くにやればよかった。。。
と、思いました。
感謝 中辻 正