命の映画



渋谷のユーロスペースで「帝銀事件・死刑囚」を見てきました。

古い映画です。

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帝銀事件とは、私が生まれる以前の事件です。

帝銀での殺人強盗で死刑を宣告された平沢貞通さんは、

無実を主張しながら、40年近く獄中にとらわれたまま

1987年、八王子医療刑務所で95歳の人生を終えました。




平沢は実力派の画家としての地位を確立していましたが、

1948年1月26日に帝国銀行椎名町支店で男が行員らに毒物を飲ませ

12人を死亡させた事件(帝銀事件)の犯人として

同年8月21日、突如警視庁に逮捕されました。

類似事件で使用された名刺を受け取っていたが持っていなかったこと

(平沢は財布ごとスリにあったと主張)、

過去に銀行相手の詐欺事件を4回起こしていたり、

出所不明の現金を持っていたのが決め手となった、と言われています。




映画は事件の詳細をドキュメンタリータッチで作られたものではなく、

映画を通して平沢さんが実は犯人ではなかったことを

明らかにしているように取れました。



そしてここで何よりも言いたいことは、平沢さんのように犯人として逮捕され、

死刑となった人々、犯人のままで獄中で亡くなった人たちが大勢いること、

そして死刑制度が日本に残っていることの残酷さを物語りながら

死刑制度の廃止を求めているようでした。




確かに、科学的操作が進んでいない過去には、

冤罪死刑が存在していたのであろうと推測できます。

冤罪として囚われた彼らの気持ちは、そして残された身内の方々の苦しみは、

私には想像すらできません。




ただ、死刑自体が残酷である点においてはもちろん同意できます。

けれど、被害者の立場で死刑を考えた時、自分の身内が被害者であるならば、

真の犯人に対しては残酷である死刑が、妥当であろうという思いも

湧いてくるのではないだろうか・・・と、見終わった後、私は感じました。



皆さんはどのように思われますか?

ご興味のある方は見てみてください。

渋谷のユーロスペースです。





予告の中に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」という映画がありました。

こちらも上映されるようですね。

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ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

カンヌ映画祭でパルムドールと主演女優賞を獲得した映画です。

私は20代の頃に見ました。

今から30年ほど前だったと記憶しています。



堪えることのできない嗚咽とすすり泣きが

館内中に響き渡っていたことを、鮮明に記憶しています。。。

この機会に是非、見てみてください。




感謝        中辻 正
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中辻正 ブログ


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