適当に生きるということ
2013年 01月 04日
新年明けましておめでとうございます。
お正月も「あっ」という間に過ぎてしまいましたが、
皆さんはいかがお過ごしでしたか。
海外で過ごされた方やお正月もお仕事だったという方も
いらっしゃるでしょうね。
今年も事故や病気などが無く、平凡でいいですから
穏やかな一年であることを願っています。
さて、今年の私の抱負ですが、
「適当に生きる」ということにしました。
適当
いえいえ、この適当とは、いい加減という意味ではありません。
生きていく上で自分に適した人生を生きる。
仕事も、運動も、遊びも、です。
実は生物にとって適した環境とは非常に大切なことなんです。
適していたからこそ種族の繁栄があり、
その種族が生き延びてきたわけです。
では適した環境とは、どのようなことなのでしょうか。
動物実験の範囲ですが、ネズミをいろいろな環境状態で飼育して、
どの環境のネズミが長生きするかを調べた実験があります。
多くの環境状態をお話すると長くなりますので、
一番明暗がはっきりする環境をお話します。
片方は十分に食事を与え、運動も比較的多い環境で育てたネズミ。
もう片方は食事の量は少なめで、運動量も少なめな環境のネズミです。
さて、どちらのネズミが長生きをするでしょう
皆さんのご想像どおりなのですが、食事の量は少なめで、
運動量も少なめな環境のネズミが長生きをすることが
実験の結果、分かっています。
ネズミとゾウの平均寿命は異なりますが、死亡までの心拍数の合計は
ほぼ同じであることはご存知でしょうか。
どうやら心臓が生きている間に打つ拍動数は決まっている、
というようなことを唱える学者がいます。
つまり、その心拍数に達するとその生物は死んでしまうということです。
この真意は分かりませんが、ただ言えることは、
食事を多く取れば代謝が間違いなく増えるわけで、
その分血液の流れも速くなり、血管や心臓が摩耗することになります。
運動も同じです。
激しい運動を行えば心拍数は必然的に増えます。
当然、心拍数のうつ回数が決まっているのであれば、
無理な運動を行えば行うほど、心拍数が増えて死に近づくことになります。
だから適当に生きる。
ただ早死にしたくないから適当に生きるわけではありませんよ。
お仕事を行うにしても、人と付き合うにしても、遊びにしても、
無理をしてはいけないように思えるのです。
背伸びして仕事を行う、自分を良く見せて人とつきあう、
楽しくなくても無理をして人につきあう。
時として、人生を生きていく上で必要なことなのかもしれませんが、
これでは疲れてしまいます。
ストレスがいっぱいたまってしまうかもしれません。
自分らしさが消えてしまうかもしれません。
私は54歳になって、あと何ができるかを考えた今。
適当に生きることの大切さを感じるようになりました。
適度にと言った方がいいのかもしれません。
それは、無理をしない。うそを言わない。信念を曲げない。
自分を出すことのできる環境作りを行いたい。
そして信じてくれる方々とおつきあいをしていきたい。
その方々と人生を共に謳歌したいと考えています。
これが私にとっての適当なのです。
少し、哲学的なお話になってしまいましたが、
一年の初めですから、これぐらいはお話しなくては(^v^)
自分にとって、適当な環境。
皆さんも、ご自身にとって何が適当なのかを考えてみるのも
よいのではないでしょうか。
早く死ぬということは、早く老化するということと同じなのですから。。。
今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。
感謝 中辻 正