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リンパは深部にも!






大変遅くなって申し訳ありません。

お約束のリンパ流しテクニックについて書きたいのですが、

その前に、やはりお伝えしておくべきことが・・・。

今回はそれについて、です。




まず、『リンパを流す』と皆さん仰っていますが、

そもそもリンパ液とは何でしょうか




これを知らないと、リンパ流しテクニックの意味が分かりません。

全ての手法には理由があるのですから。




正直、理由を述べることのできない、

不明瞭な手法には手をださいでくださいね。 




巷では、効果がありそうに見える手法が山ほどあります。

でもその違いに理由がないのも現実です。





簡単にリンパ液についてお話します。




私たちは鼻から酸素を取り入れ、口から栄養を取り入れ、

これを血流(動脈)に乗せて各細胞に送っています。




細胞では栄養を、酸素を使って分解してエネルギーを作り

活動しています。

これで生きていられるわけですね。




ところがエネルギーを作っていくと、

当然老廃物や最終産物といわれるものが出ています。

これを血流(静脈)が回収しているわけです。




で、考えてほしいのは、ここからです。




細胞はどこにあるのでしょう





当たり前ですが、私たちの体は細胞の集まりです。

細胞が集まって体が作られています。




ということは、細胞で作られた

老廃物や最終産物(これらを組織液と言います)は、

体中に存在しているわけですね。



言い換えれば、身体の奥の方にも組織液が存在しているということ。

そして、この組織液を回収しているのが静脈というわけですが、

全てを回収できているわけではないのです。

約2割に当たる組織液、これをリンパが回収しているのです。

そして最終的には静脈に戻しているのです。




ここまでのお話で、特にご理解いただきたいのは、

組織液(リンパ液)は体の深部にも存在するということです。



ですから、身体の深部に残っているリンパ液をも流す

テクニックが必要になるのです。




ところが私たちが通常、耳にするリンパテクニック、或いは

リンパドレナージュといわれるものは、

皮膚の表層に対するリンパの流れを意識されているのです。




多くのリンパ液は、表層に存在する毛細リンパ管に戻って行き、

流されると考えられていますから、

表層のリンパ流しに偏るのも仕方がないのかもしれません。




ですが、深層部でもリンパ液は存在すること、

そして筋肉などが硬化してポンプ作用が働かなくなると、

深部のリンパ液はそこで留まってしまうかもしれないということ。




さらにその影響で浮腫みが出現し、時間経過とともに、

周囲は硬くなっていくという事実を知ると、

表層のリンパ流しだけでは十分ではないということを

ご理解いただけるのではないでしょうか。




というわけで、深部リンパ流しテクニックを考案したのです。




具体的なテクニックをお話しようと思ったのですが、

またまた長くなりましたので次回にお話します。




リンパは体の深部にもあるのだ、ということを、

しっかり認識いただければ、

今回はOKです。





感謝   中辻 正
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中辻正 ブログ


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