リンパ流しテクニック2





皆さん、お暑いですね。

この挨拶にも少し飽きてしまいましたね

早く秋が来てくれないかな。。




さて、リンパ流しテクニックについてお話します。




組織間のリンパ液を流す最も効率の良い方法は、

筋肉周囲の組織液を流すのが一番だと

私は考えています。




なぜなら、筋肉周辺のリンパ液を流せば、同時に筋肉の循環も改善され、

循環のポンプ作用である筋肉も同時に改善されるからです。




本来の手法は、顔層筋のマッサージを行ってから

リンパマッサージを行えばよいのですが、時間がない時などは、

深部リンパマッサージのみを行っても大丈夫です。

もちろん時間がある時は、顔層筋マッサージで、

筋肉を緩めてからおこなって下さいね。





筋肉を利用して深部リンパを流す手法ですが、

実は筋線維の走行に鍵があります。




筋肉はある地点を起始として、離れたところに作用点を持っています。

お顔のほうれい線を作る大・小頬骨筋でご説明します。



この筋肉は頬骨の一番高いところに起始して、

口角の上縁についています。

つまり頬骨が起始で、作用点は口角です。




この筋肉が働くと、口角が頬骨の方に引き上げられることとなります。

つまり起始のところが起点となって、

口角を持ち上げてほうれい線を作るわけですね。



図を見て下さい。

d0339893_12051001.png


丸いところが頬骨で、左下のところに唇を描きました。

頬骨から流れているのが大・小頬骨筋です。



この筋肉の絵は、正面から見ているのではなく、

縦割りにした横断面を右の外側から見ていると思って下さい。




つまり、横断面の右側が骨面で左側が皮膚のつもりで見て下さい。

実は筋肉はこのように短いチップのようなものが、

幾重にも重なって走行しています。




表面では筋膜でおおわれているため、頬骨から口角に向かって

紡錘状に流れている筋肉に見えるわけです。



実はこのチップ状の短い筋肉が同時に収縮して、

皮膚を頬骨の方に引き上げているのです。



そして筋肉の中や外に書かれている点々が、リンパ液だと思って下さい。

皆さんは、皮膚の表面に描かれている点ではなく、

筋肉の中に描かれている点(リンパ液)をどのような方向にさすると

皮膚の表面に出てくると思われますか?




実は、この絵に書かれているのですが、

右上から左下方向にさすると良いのです。

この絵は横断面なので分かりづらいと思いますが、

現実には、頬骨から口角に向かってさすることで、

筋肉内のリンパ液は、唇の方向に押し出されて行くのです。




分かりやすく言うと、この絵の中に描かれているチップを、

上の方から下に向かって倒すようにさすることで、

中のリンパ液は押し出されて皮膚の表面に出てくるわけです。




しかし。

一般的なリンパマッサージは、この部位を行う際には、

唇から頬骨に向かってマッサージし、

リンパ液を流すケースが多いようです。


おそらくリフトアップをイメージされているのだと思います。

ところが解剖学的には、このように、

頬骨から唇に向かって押しだす方が効果的なのです。




ちょっと、驚かれたのではないでしょうか

筋肉の走行から、リンパを押しだす方向を考察すると、

リンパマッサージの方向は、おのずと決まってくるのです。




ところが、世の中ではリンパマッサージの方法として、

たくさんの方向が唱えられています。

表皮のリンパを流すテクニックですから、

それはどのような方向でも良いわけです。

最終的に太いリンパ管、リンパ節に戻せばよいのですから。。。。。





私が提唱しているのは、一般に行われているところの

リンパマッサージではなく、深部に停滞しているリンパ液を、

一旦、表皮に押し出すマッサージ方法なのです。




何々、「表皮のリンパマッサージで良いではないか」ですって

いやいや、ダメなんです。

深部のリンパが滞っていると、後々後悔することになりますよ。

それは脅しでも何でもなくて。



で、リンパマッサージの押し流す方向と強さを、

皆様にお伝えしなくてはならないわけですが、

この紙面では少し難しいですね。




何か次回までに考えてみます。

少々お待ち下さいね




感謝    中辻 正
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中辻正 ブログ


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