紫外線を浴びる
2014年 08月 11日
今日は「ビタミンD」のお話をしたいと思います。
ビタミンDは、筋肉や骨の合成に深く関わっていることをご存知でしょうか。
そう、ビタミンDが不足すると筋肉や骨の合成能が低下します。
筋肉の合成が低下すると筋肉量は減っていくことになります。
ちょっと怖いですが、目を背けないでくださいね。
将来的には「寝たきり」になる可能性が増えることになるのです
それを防ぐには、ビタミンDを摂取すればよいわけです。
お魚、お肉、野菜からも摂取することが可能です。
ところが。
その摂取したものは、紫外線に当たらなければ、
体内では合成されないことが分かっています。
もちろん錠剤などで摂取する方法もありますが、
過剰摂取によるリスクもあります。
本来ならバランスのよい食事をとって、
体内で必要とした分を合成するほうがよいに決まっています。
体はちゃんと考えているんですよ~。
そこで、紫外線に当たること、それが問題になってきますよね。
最近は紫外線を浴びることが、まるで罪人扱いのような、
そんな取り上げ方をされています。
街を歩くと、この暑いのに肌の露出を極力抑え、
UVカットのサングラスをつけて歩いておみえです・・・。
まぁ、シミの出現や肌老化を予防するには、無理のないことなのですが・・・。
私が驚いたのは、ある一部の方々は、子供にまで
過度に紫外線を浴びさせないように注意しているようです。
保育園や小学生の子供にまで、UVカットのクリームを塗りたくって、
その上サングラスまでつけさせて登校させているとお聞きしました。
もちろん聞いたお話なので、その真意はわかりません。
けれど、これは如何なものでしょう
成長期で骨や筋肉を作ろうとする成長過程でのお話です。
もし、ひ弱な、体力のない無気力なお子様を作りたくなかったら、
これらは是非、おやめになっていただきたいと思います。
子供は元気に外で遊ばせることが大切なのです。
あ、もちろん、この暑さですからね、
熱中症にはお気をつけていただきたいのは勿論なんですけどね。
日照不足は骨粗しょう症に影響を及ぼすことも
よく言われていますから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
何事も極端になっては・・・ということなのかもしれませんね。
感謝 中辻 正